9月3日は「睡眠の日」です。「ぐっ(9)すり(3)」という語呂合わせから、秋の睡眠の日に定められました。
日本の睡眠の日は、9月3日だけではありません。春の3月18日にも設けられており、年に2回あります。別々の団体が同じ名前の記念日をつくったのではなく、日付を決める投票で二つの候補がほぼ同じ支持を集めたため、両方が採用されました。
二つの睡眠の日が生まれた背景には、2011年に行われた候補日投票と、国際的な「世界睡眠の日」が関係しています。
9月3日は「ぐっすり」の語呂合わせ
秋の睡眠の日が9月3日になったのは、「ぐっ(9)すり(3)」という語呂合わせが由来です。
睡眠健康推進機構が約20の候補日を挙げ、日本睡眠学会の会員による投票結果をもとに、2011年に睡眠の日を制定しました。睡眠についての知識を広め、自分の睡眠習慣へ目を向ける機会をつくることが目的です。
「9」と「3」をそのまま読んで「ぐっすり」になるわけではありません。「ぐっ」の音に9、「すり」の音に3を当てています。
睡眠の日には、市民向けの講座などを通して、睡眠への関心を高める活動も行われています。語呂合わせで覚えやすくしつつ、普段の眠りを見直す機会へつなげている記念日です。
睡眠の日はなぜ年に2回ある?
日本の睡眠の日は、春の3月18日と秋の9月3日の年2回です。どちらも2011年に制定され、候補日を決める投票結果が関係しています。
約20の候補から日本睡眠学会の会員が投票したところ、国際的な「世界睡眠の日」と、ぐっすりの語呂合わせによる9月3日がほぼ同数の最高票を集めました。
そのため、どちらか一方へ絞るのではなく、3月18日を春、9月3日を秋の睡眠の日とすることになりました。春と秋に一度ずつ設ける案も支持され、日本では睡眠の日が年に2回になっています。
3月18日は2011年の世界睡眠の日に由来する
春の睡眠の日が3月18日になった背景には、睡眠の日が制定された2011年の日付があります。
2011年の世界睡眠の日は3月18日でした。候補日を決める投票で、この日と9月3日がほぼ同数の票を集めたため、日本では3月18日を春の睡眠の日として固定しています。
3月18日は、睡眠の日が制定された2011年の世界睡眠の日に由来する日付です。毎年の世界睡眠の日が、必ず3月18日になるという意味ではありません。
現在の世界睡眠の日は毎年変わる
世界睡眠の日は、世界睡眠学会が行う国際的な睡眠の啓発日です。毎年、北半球の春分前の金曜日に行われるため、日付は固定されていません。
2026年の世界睡眠の日は3月13日の金曜日でした。一方、日本の春の睡眠の日は毎年3月18日です。名称や目的は似ていますが、毎年同じ日になるわけではありません。
睡眠の日の前後には睡眠健康週間がある
春と秋の睡眠の日には、それぞれ「睡眠健康週間」が設けられています。
春の睡眠健康週間は3月11日から3月25日まで、秋は8月27日から9月10日までです。睡眠の日を中心に、市民講座などを通して睡眠に関する知識を広める活動が行われています。
「週間」という名前から7日間を想像しやすいものの、実際の期間は15日間です。睡眠の日の前1週間と後ろ1週間に、記念日当日を加えた日程になっています。
秋の場合は、9月3日を中央にして8月27日から9月10日まで続きます。9月3日だけでなく、その前後も含めて睡眠習慣へ目を向ける期間です。
睡眠の日も睡眠健康週間も、国民の祝日ではありません。学校や会社が一律に休みになる制度ではなく、普段の生活を続けながら睡眠について考える啓発日です。
睡眠の日には何を見直せばよい?
睡眠の日には、眠った時間だけでなく、起きたときの感覚や日中の状態、普段の生活リズムにも目を向けられます。
必要な睡眠時間には、年齢や個人による違いがあります。また、長く眠ったかどうかだけでは、睡眠の状態を十分に捉えられません。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠時間に加え、目覚めたときに休養が取れたと感じる「睡眠休養感」や、日中の眠気を踏まえる考え方が示されています。
朝起きたときの感覚に目を向ける
睡眠休養感とは、眠ったことで体や気持ちが休まったと感じられる感覚です。
ある程度の睡眠時間を確保していても、朝から疲れが残ることがあります。朝に休めたと感じても、日中に眠気が続いていないかもあわせて見ておきたいところです。
睡眠時間、起床時の感覚、日中の状態を一緒に見ると、普段の睡眠の傾向をつかみやすくなります。
日中の眠気が続いていないか思い返す
仕事中や授業中に眠くなることが続いていないか、以前より集中しにくくなっていないかも、睡眠を見直す手掛かりになります。
夜更かしをした翌日のような一時的な眠気だけでなく、同じような疲れや眠気が何日も続いていないかを思い返します。
朝の感覚だけでは分かりにくい場合でも、昼間の過ごし方まで含めると、睡眠時間や生活リズムとの関係に気づくことがあります。厚生労働省の睡眠ガイドでも、日中の眠気や睡眠休養感を踏まえながら、自分に必要な睡眠時間を探る考え方が示されています。
就寝時刻と起床時刻を記録する
何時に寝たかだけでなく、何時に起きたかも生活リズムを知る材料になります。
平日と休日で起床時刻や睡眠時間に大きな差がある場合は、普段の睡眠が不足している可能性があります。厚生労働省が公開している睡眠チェックシートでは、就床時刻、起床時刻、実際に眠った時間、睡眠休養感などを記録できます。
細かく記録するのが難しい場合は、寝た時刻と起きた時刻、朝の感覚だけを書き留めても、生活の癖を見つける手掛かりになります。
眠りに関する悩みや強い日中の眠気が続き、普段の生活に支障がある場合は、医療機関へ相談する選択肢があります。
Q&A
まとめ
9月3日の睡眠の日は、「ぐっ(9)すり(3)」という語呂合わせから2011年に設けられました。
候補日を決める投票では、2011年の世界睡眠の日だった3月18日と9月3日がほぼ同数の票を集めたため、日本では春と秋の年2回になっています。現在の世界睡眠の日は年によって日付が変わり、日本の3月18日とは別の日になることがあります。
秋の睡眠健康週間は8月27日から9月10日までです。睡眠の日には、眠った時間だけでなく、朝の休養感や日中の眠気、就寝時刻と起床時刻にも目を向けると、普段の睡眠を見直しやすくなります。
参考情報
- 睡眠健康推進機構「ねむりん ねっと トピックス(睡眠の日の制定経緯)」
- 睡眠健康推進機構「ねむりん ねっと(睡眠の日・睡眠健康週間)」
- 厚生労働省「睡眠対策」
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
- 世界睡眠学会「World Sleep Day(世界睡眠の日)」
- World Sleep Day公式サイト「World Sleep Day 2026」
