「少女」「幼女」「幼児」「男児・女児」「少年」「男の子・女の子」など、子どもを表す言葉は数多くあります。
ですが、それぞれが具体的に何歳から何歳までを指すのか、はっきり説明できる人は意外と少ないかもしれません。
実は、これらの言葉には法律で定義されているもの、行政や報道で使われるもの、日常的な感覚で使われるものが混在しています。
この記事では、子どもを表す言葉ごとの年齢感や使われ方を、雑学として整理しながらわかりやすく解説します。
子どもを表す言葉は年齢が固定されていない
最初に押さえておきたいのは、
多くの言葉に厳密な年齢の線引きが存在しないという点です。
一部の言葉には制度上の定義がありますが、
多くは
- 慣用的な使い方
- 文脈や場面
- 話し手の印象
によって使い分けられています。
そのため、「何歳から何歳まで」と考える場合も、
あくまで一般的な目安として捉えるのが自然です。
幼児とはどの年齢を指す言葉か
幼児(ようじ)
幼児は、主に就学前の子どもを指す言葉です。
一般的には、
- 1歳前後〜6歳(小学校入学前)
を指すことが多く、
保育園や幼稚園の年齢層と重なります。
幼児は、
年齢や発達段階を示す言葉であり、
行政・教育・育児といった文脈で使われやすい表現です。
幼女・男児・女児の年齢感と役割の違い
幼女(ようじょ)
幼女は、幼い女の子を指す言葉です。
年齢としては、
- 幼児期
- 小学校低学年程度
を指すことが多く、
年齢そのものよりも「幼さ」や「未成熟さ」を強調する表現として使われます。
男児・女児は幼児と同じなのか
男児・女児は、
男の子・女の子をやや客観的に表した言い方です。
使われる年齢帯は、
- 幼児期〜小学校低学年程度
と、幼児と重なることが多いため、
同じ意味のように感じられがちです。
ただし、意味の軸は異なります。
- 幼児:年齢・発達段階を示す言葉
- 男児・女児:性別を明示するための言葉
たとえば、
「5歳の幼児」は年齢が主な情報ですが、
「5歳の男児」は性別が主な情報になります。
男児・女児は、新聞記事や公的文書など、
年齢を細かく示さずに性別だけを伝えたい場面で使われやすい表現です。
少女・少年は何歳から何歳まで?
少女・少年
少女・少年は、幼児期を過ぎたが、大人ではない年齢層を指します。
日常的な感覚では、
- 小学生
- 中学生
を指すことが多く、
場合によっては高校生前半まで含めて使われることもあります。
一方で、法律の文脈では、
少年法において20歳未満が「少年」と定義されています。
このため、日常会話で使われる「少年」と、法律用語としての「少年」には、大きな差があります。
なお、2022年4月の法改正により、18歳・19歳は「特定少年」として扱われるようになりましたが、これは少年法上の区分であり、日常的な言葉の使われ方とは別のものです。
童子とはどの年齢を指す言葉なのか
童子(どうじ)は、やや古風な表現です。
現代の日常会話ではあまり使われませんが、
- 文学作品
- 仏教用語
- 物語的・象徴的な表現
で用いられることがあります。
年齢としては、
- 幼児〜小学校低学年程度
を指すことが多く、
実年齢よりも幼さや無垢さを象徴的に表す言葉として使われます。
男の子・女の子はどこまで使える?
「男の子」「女の子」は、最も日常的な呼び方です。
明確な年齢の上限はなく、
- 幼児
- 小学生
- 中学生
でも使われることがあります。
成長するにつれて
「少女」「少年」「子ども」
といった表現に置き換えられることが多くなりますが、
このあたりは年齢よりも話し手の感覚や場面によって決まります。
子どもを表す言葉と年齢感の一覧
ここまで紹介してきた子どもを表す言葉を、
年齢感や使われ方の違いが分かるよう一覧にまとめました。
厳密な年齢区分ではなく、一般的に使われる目安としてご覧ください。
| 呼び方 | 主な年齢の目安 | 言葉の軸 | 主な使われ方 |
|---|---|---|---|
| 幼児 | 1歳前後〜6歳 | 年齢・発達段階 | 行政、教育、育児 |
| 幼女 | 幼児期〜低学年 | 幼さ・性別 | 文章表現、説明 |
| 男児・女児 | 幼児期〜低学年 | 性別 | 報道、公的文書 |
| 少女・少年 | 小学生〜中学生 | 成長段階 | 日常語、文章、法律用語 |
| 童子 | 幼児〜低学年 | 象徴・印象 | 文学、仏教、物語 |
| 男の子・女の子 | 幼児〜中学生 | 口語表現 | 日常会話 |
同じ年齢帯であっても、
年齢を伝えたいのか、性別を伝えたいのか、印象を伝えたいのか
によって、選ばれる言葉は変わります。
Q&A(よくある疑問)
まとめ
童子、幼児、幼女、男児・女児、少女といった言葉には、明確な年齢の線引きがあるわけではありません。
一部は制度上の定義がありますが、多くは慣用的に使われています。
特に、幼児と男児・女児は年齢帯が重なりますが、意味の軸は異なります。
年齢だけで判断せず、文脈や伝えたい内容に応じて言葉を選ぶことが大切です。
言葉の意味に迷ったときは、
「何歳か」だけでなく「何を伝えたいのか」を意識してみてください。
