World Values Dayとは?価値観を行動に移す日の由来

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普段の生活で「自分は何を大切にしているのか」と、あらためて考える機会は意外と少ないものです。

家族、誠実さ、思いやり、自由、挑戦、平和など、大切にするものは人によって異なります。そんな自分自身や社会の「values(価値観・大切にする価値)」に目を向け、日々の行動とのつながりを考える世界的な取り組みがWorld Values Day(ワールド・バリューズ・デー)です。

World Values Dayは近年、10月中旬の木曜日に開催されており、2026年は10月15日(木)です。公式サイトでも次回のWorld Values Dayとして、この日が案内されています。

単に価値観について考えるだけでなく、自分が大切にしたい価値が普段の行動にどう表れているかにも目を向けることが、このキャンペーンの特徴です。

目次

World Values Dayは何のための日?

World Values Dayは、世界中で価値観への意識を高め、それを日々の行動へつなげることを目的とした年次キャンペーンです。

公式サイトでは「values」について、人にとって最も大切なものや、行動を動機づけ、方向づけるものとして説明しています。

ここでいう価値は、「どの商品に価値があるか」といった金銭的な意味ではありません。

たとえば、

  • 思いやり
  • 誠実さ
  • 尊重
  • 公平さ
  • 勇気
  • 希望
  • 信頼
  • 家族
  • 責任

など、「自分は何を大切にして生きたいか」に関わるものです。

「思いやり」を大切にしている人なら、誰かへの手助けに表れることがあります。「感謝」であれば、普段は口にしていない気持ちを言葉で伝えることも、その価値を形にする一例です。

大規模な社会活動だけを意味するものではありません。日々の選択や人との接し方に、自分が大切にしている価値がどう表れているかを見つめることも、World Values Dayの考え方に含まれています。

World Values Dayは2016年に始まった

World Values Dayは、イギリスのUK Values Allianceによって2016年に設立された年次キャンペーンです。

UK Values Allianceは現在も中心となって運営し、世界各地の団体と協力しながら活動を展開しています。同団体によると、これまで100を超える国々へ広がり、個人のほか学校や職場、さまざまな組織が活動に参加してきました。

第1回は2016年10月20日に行われました。その翌年の2017年は10月19日に開催され、近年の開催日も10月中旬の木曜日となっています。

現在の開催日の並びを見ると10月の第3木曜日に当たりますが、「毎年必ず第3木曜日」と定める固定ルールについては、確認できる公式情報では明確な記載を確認できません。

そのため、開催日についてはその年の公式案内を見るのが分かりやすいでしょう。2026年については、公式サイトで10月15日(木)と発表されています。

国連の国際デーとは別の取り組み

「World Values Day」という名称から、国連が定める「世界○○デー」のような国際デーを連想する人もいるかもしれません。

World Values Dayは、UK Values Allianceが2016年に始めた国際的なキャンペーンです。UK Values Alliance自身も、2016年に年次キャンペーンとして設立したと説明しています。

つまり、国連の国際デーとして始まったものとは成り立ちが異なります。

なぜ「価値観」だけでなく「行動」にも目を向ける?

このキャンペーンでは、価値観を言葉として掲げるだけでなく、その価値が普段の行動に表れているかにも目を向けます。

たとえば企業が「人を大切にする」と掲げていても、実際の職場でその姿勢がほとんど見られなければ、掲げた価値と現実の間には差があります。

個人でも似たことは起こります。

「家族を大切にしたい」と思っていても、忙しさから話す時間をほとんど取れていないことがあります。大切だと思っていることと、普段の行動がいつも一致するとは限りません。

こうした価値観と行動の差に目を向ける取り組みのひとつが、Values Challenge(バリューズ・チャレンジ)です。

Values Challengeは約1時間のワーク

Values Challengeは、UK Values AllianceがForward Institute、RSA(Royal Society for Arts)、PwCと協力して作ったプログラムです。

公式サイトでは、組織やグループが自分たちで行える約1時間のワークとして紹介されています。大切にしたい価値を選び、実際の行動との間にどのような差があるのかを振り返り、具体的に変えられることを考えていく仕組みです。

組織向けだけではなく、学校や地域グループ向けの形式も用意されています。

World Values Dayという名称だけを見ると「価値観について考える日」という印象を持ちやすいものの、実際には、その価値と日常の行動との関係まで扱っている点に特徴があります。

2026年のテーマと主な取り組み

2026年のWorld Values Dayは10月15日(木)に予定されており、テーマは「Values and Volunteering(価値観とボランティア)」です。

ここでいうボランティアは、大きな団体に所属して活動することだけを指しているわけではありません。

2026年の公式案内では、ボランティアを、強制や報酬への期待ではなく、自分の価値観を行動に表すこととの関係から取り上げています。組織的な活動だけでなく、小さな奉仕や親切も含めて考えられています。

たとえば、困っている人への手助け、誰かの話を聞くこと、地域活動への参加、自分の知識や得意分野を生かした支援なども、その人が大切にする価値を表す方法になり得ます。

活動の規模だけではなく、「自分が何を大切にしているのか」と実際の行動とのつながりに目を向けているのが、2026年のテーマの特徴です。

Valuesthon 2026では世界各地をオンラインでつなぐ

Valuesthon 2026というオンラインイベント群も予定されています。

公式サイトには、異なる国や地域、時間帯から参加できる複数の企画が掲載されています。World Values Day当日の10月15日には、ボランティアや地域との関わり、家庭や仕事で大切にする価値などを扱うオンラインイベントが予定されています。

また、World Values Dayに先立ち、Values Challengeの考え方を世界規模で試す企画も紹介されています。参加者が一つの価値を選び、実際の行動との間にある差を考え、どのような変化につなげられるかを話し合う内容です。

これらは今後開催される予定の企画なので、日程や内容が変更される可能性があります。最新情報は公式サイトで確認できます。

個人から学校・企業まで参加の形はさまざま

World Values Dayは、公式イベントへ参加することだけを前提としたキャンペーンではありません。

UK Values Allianceでは、個人が自分にとって重要な価値を意識して行動する方法のほか、学校や職場での活動、オンラインイベントへの参加など、さまざまな関わり方を紹介しています。

個人で自分の価値観を振り返る形もあれば、学校や企業、地域団体などで価値について話し合う形もあります。

そのため、World Values Dayには全員が同じ活動を行うという決まりがあるわけではありません。それぞれが大切にする価値と日々の行動との関係を考えることが、活動の中心になっています。

まとめ

World Values Dayは、自分や社会が大切にしている価値に目を向け、それと日常の行動とのつながりを考える国際的なキャンペーンです。

UK Values Allianceによって2016年に始まり、2026年は10月15日(木)に開催される予定です。2026年のテーマには「Values and Volunteering(価値観とボランティア)」が掲げられています。

価値観を言葉として掲げるだけでなく、その価値が普段の選択や人との関わりにどう表れているかまで扱う点が特徴です。

約1時間のValues Challengeや、2026年に予定されているValuesthonにも、その考え方が表れています。

普段は深く考えない「自分は何を大切にしているのか」という問いに目を向けると、いつもの選択や行動を別の角度から見直すきっかけになるかもしれません。

参考情報

  • World Values Day公式サイト「World Values Day」
  • UK Values Alliance「World Values Day」
  • World Values Day公式サイト「The Values Challenge」
  • World Values Day公式サイト「How To Get Involved」
  • World Values Day公式サイト「Tools & Resources」

この記事を書いた人

気になったテーマを中心に、公開情報や資料を読みながら記事をまとめています。背景や違いが見えにくい話題も、公式サイトや公開資料を確認しつつ、できるだけわかりやすく整理してお届けしています。

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