9月9日は世界占いの日。「99の日」と呼ばれる理由とは

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9月9日は、日本占術協会が制定した「世界占いの日」です。同協会では「99の日」や「9・9占いの日」とも表記されていますが、これらは別々の記念日ではありません。

日付の背景には、9が重なる「重陽の節句」と、「きゅうきゅう」の語呂で知られる救急の日があります。一見すると占いとは関係がなさそうな二つの要素が、世界占いの日にどのようにつながったのでしょうか。

目次

世界占いの日と99の日は同じ記念日

世界占いの日は、占術への理解を広げることを目的として、日本占術協会が1999年に制定した記念日です。

同協会の公式サイトでは「世界占いの日(99の日)」や「世界占いの日・99の日」と表記されています。世界占いの日と99の日が別々に制定されたわけではなく、どちらも9月9日の同じ記念日を指します。日本占術協会では、この日に無料鑑定会などの催しも行ってきました。

日本占術協会の歩みを紹介する公式資料によると、当時の会長が国際シンポジウムや学術交流を通じて提唱していた「世界占いの日」が、1999年9月9日に定められました。制定当時には「9・9占いの日」という名称も使われています。

制定日は1999年9月9日で、数字の9が多く並ぶ日でした。ただし、日本占術協会が日付の背景として挙げているのは、主に重陽の節句と救急の日です。

名称には「世界」と付いていますが、国連が制定した国際デーではありません。日本占術協会が定めた、日本生まれの記念日です。国連が公表している国際デーの一覧では、9月9日は「教育を攻撃から守るための国際デー」とされています。

なぜ9月9日が世界占いの日になったの?

日本占術協会は、9月9日を選んだ背景として「重陽の節句」と「救急の日」を挙げています。

どちらにも数字の9が関係していますが、記念日の由来となった理由はそれぞれ異なります。

1. 9が重なる重陽の節句

9月9日は、五節句の一つである「重陽の節句」です。「ちょうようのせっく」と読み、菊の節句とも呼ばれます。

古代中国では、奇数を縁起のよい「陽の数」とする考え方がありました。一桁の奇数で最も大きい9が月と日に重なることから、9月9日は「陽が重なる日」という意味で重陽と呼ばれます。

中国では菊を飾り、菊の香りを移した酒を飲みながら、長寿や無病息災を願う風習がありました。この行事は日本にも伝わり、江戸時代には幕府の行事として行われています。庶民の間でも、菊の品評や菊人形などが親しまれました。

重陽の節句は、もともと旧暦9月9日の行事です。旧暦の9月9日は、現在の暦ではおおむね10月ごろに当たります。重陽が菊の節句と呼ばれる背景には、当時の日付が菊の咲く時期と重なっていたこともあります。

日本占術協会は、このように9が二つ並ぶ重陽の節句であることを、9月9日を選んだ理由の一つに挙げています。

2. 占いを運命の「救急」に見立てた

9月9日は「きゅうきゅう」の語呂合わせから、救急の日にも定められています。

救急の日が制定されたのは1982年です。毎年9月9日と、その日を含む1週間の救急医療週間には、救急医療や応急手当への理解を深めるための活動が行われています。

日本占術協会は、この語呂に、占いは運命の「救急」であるという考えを重ねています。救急の日は世界占いの日より17年前に制定されているため、同じ日に二つの記念日が偶然重なったわけではありません。すでに知られていた「きゅうきゅう」の語呂が、世界占いの日の由来に取り入れられています。

日本占術協会は、9が重なる重陽の節句と救急の日の両方を、9月9日を選んだ理由として示しています。

「99の日」という呼び名はどこから来たの?

日本占術協会の公式資料では、制定当時に「9・9占いの日」という表現が使われていました。現在は「世界占いの日(99の日)」や「世界占いの日・99の日」という表記が確認できます。

「99の日」という呼び名が使われ始めた詳しい経緯は公表されていませんが、9月9日を数字で表した別名として使われています。

つまり、世界占いの日と99の日は、由来の異なる二つの記念日ではありません。「世界占いの日」が正式な名称に当たり、「99の日」は日付を覚えやすく表した呼び名と捉えると分かりやすいでしょう。

占術にはどのような種類がある?

占いと一口にいっても、使う情報や道具はさまざまです。日本占術協会でも、四柱推命、九星気学、西洋占星術、易、タロット、手相、人相、姓名判断など、東洋と西洋の幅広い占術が扱われています。

占術ごとに何を手がかりにするのかを比べると、同じ相談でも異なる見方が示される理由が分かります。

生年月日や生まれた時刻を使う占術

四柱推命、西洋占星術、九星気学などは、生年月日や生まれた時刻を主な手がかりにします。

四柱推命では、生まれた年・月・日・時刻を暦に当てはめます。西洋占星術では、生まれた日時や場所を基に、天体の配置を示すホロスコープを作ります。九星気学では、生年月日から九星や方位との関係を見ていきます。

生まれた時点の情報を使うため、その人の性質や長い期間の傾向を見るものとして用いられています。

カードや卦を読み取る占術

タロットや易は、問いを立てたときに現れたカードや卦(け)を読み取ります。

タロットでは、カードに描かれた絵柄や置かれた位置、上下の向きなどを解釈します。易では、筮竹(ぜいちく)やコインなどを使って卦を出し、その組み合わせを読み取ります。

生年月日を使う占術とは異なり、現在抱えている悩みや、目の前にある選択肢について尋ねる際に使われることが多い方法です。

手や顔の特徴、名前を使う占術

手相や人相は、身体に表れている特徴を手がかりにします。

手相では手のひらの線や形、指の特徴などを見ます。人相では、顔立ちや顔の各部分の形などを読み取ります。一方、姓名判断では、名前に使われている文字や画数などを基に解釈します。

同じ悩みについて尋ねても、占術によって異なる内容が示されることがあります。使う情報や読み方がそれぞれ違うためです。占術ごとの違いを比べると、それぞれが何を手がかりにしているのかを楽しめます。

占いはどのように楽しめばよい?

占いの結果を、必ず起こる未来として受け取る必要はありません。未来の確定事項ではなく、一つの見方として受け取る方法があります。

たとえば、何かを始めるか迷っているときは、結果の良し悪しだけでなく、なぜ迷っているのかにも目を向けてみます。結果を見て安心したのか、違和感を覚えたのかを振り返ることが、自分の希望や不安について考えるきっかけになる場合もあります。

気になった言葉を書き留め、そこから思い浮かんだことを短く記録する方法もあります。時間がたってから読み返すと、その頃に何を気にしていたのかを振り返る手がかりになります。

健康や契約、お金など暮らしに大きく関わることは、占いだけに頼らず、客観的な情報や専門的な案内も確かめることが大切です。

9月9日には、普段とは異なる占術について調べてみるのもよいでしょう。同じ日に当たる重陽の節句について知り、菊を飾ったり季節の移り変わりに目を向けたりすると、9月9日に重なる文化を幅広く楽しめます。

Q&A

世界占いの日と99の日は別の記念日ですか?

別の記念日ではありません。日本占術協会では、9月9日の世界占いの日を「99の日」や「9・9占いの日」とも表記しています。いずれも同じ記念日を指す名称です。

世界占いの日は世界共通の公式な記念日ですか?

日本占術協会が制定した、日本生まれの記念日です。名称には「世界」と付いていますが、国連が制定した国際デーではありません。

なぜ9月9日に制定されたのですか?

9が二つ重なる重陽の節句であることと、9月9日が救急の日であることが関係しています。日本占術協会は、占いは運命の「救急」であるという考えも、日付の由来に挙げています。

まとめ

9月9日の世界占いの日は、日本占術協会が1999年に制定した記念日です。「99の日」や「9・9占いの日」とも呼ばれていますが、いずれも同じ記念日を指します。

日付には、9が重なる重陽の節句と、「きゅうきゅう」の語呂で知られる救急の日が関係しています。制定日が1999年9月9日だったことも、数字の9が多く並ぶ印象的な出来事です。

占いには、生年月日を使うもの、カードや卦を読むもの、手や顔の特徴、名前を使うものなどがあります。9月9日には未来を決めるものとしてではなく、占術の違いや日本の暦文化に触れる機会として楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考情報

  • 一般社団法人 日本占術協会「世界占いの日とは」
  • 一般社団法人 日本占術協会「50周年記念特設サイト」
  • 一般社団法人 日本占術協会「映像集」
  • 一般社団法人 日本占術協会「所属占師一覧」
  • 国立国会図書館 NDLイメージバンク「長月―重陽の節句」
  • 国立国会図書館 レファレンス協同データベース「重陽の節句の由来と菊を使う理由」
  • 総務省消防庁「救急業務高度化の推進―救急の日・救急医療週間」
  • United Nations「List of International Days and Weeks(国際デー・国際週間一覧)」

この記事を書いた人

気になったテーマを中心に、公開情報や資料を読みながら記事をまとめています。背景や違いが見えにくい話題も、公式サイトや公開資料を確認しつつ、できるだけわかりやすく整理してお届けしています。

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