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なぜ目薬はさした直後に目を閉じる方が効果的?科学的根拠とは

目が乾いたときや疲れたとき、何気なくさしている目薬。
その直後、すぐにまばたきをしたり、強く目を閉じたりしていませんか。

よく「目薬はさした直後に目を閉じた方がいい」といわれますが、
これは感覚的な話ではなく、目の構造や涙の流れに基づいた、科学的に説明できる行動です。

目薬は、さした瞬間から少しずつ外へ流れ始めています。
この記事では、なぜ目を閉じることで目薬が無駄になりにくいのかを、
医学的な治療の話ではなく、仕組みの雑学として分かりやすく解説します。


目次

目薬はどのように目に作用しているのか

目薬は「目に入ったあと」も常に動いている

目薬をさすと、液体は目の表面に広がります。
しかし、そのすべてがその場にとどまっているわけではありません。

人の目は、
常に涙を分泌し、余分な水分を外へ排出する仕組みを持っています。
その流れに乗って、目薬も少しずつ外へ流れていきます。


目頭にある“出口”の存在

目の内側、鼻に近い部分には、
涙を鼻へ流すための通り道(涙の排出口)があります。

ここから涙と一緒に目薬も排出されるため、
何もせずにいると、有効成分が目に残る時間は短くなります。

つまり目薬は、
目の表面にとどまる時間が長いほど、無駄になりにくい
という性質を持っています。


なぜ「目を閉じる」と良いのか

まばたきは目薬を外へ押し出しやすい

目薬をさした直後に何度もまばたきをすると、
まぶたの動きによって液体が目頭方向へ押し流されます。

その結果、
成分が目の表面に広がる前に外へ流れてしまうことがあります。


軽く目を閉じると状態が安定する

一方、軽く目を閉じると、
目の表面は動きの少ない状態になります。

この状態では、

  • 目薬が均一に広がりやすい
  • 涙の流れが一時的に落ち着く

といった条件がそろいやすくなります。

そのため、
目を閉じることで目薬が目にとどまりやすくなる
と考えられています。


強く目を閉じるのは逆効果になることも

力を入れすぎると意味が変わる

「目を閉じる」といっても、
ぎゅっと強く閉じる必要はありません。

強く閉じると、
目の周りの筋肉が動き、
かえって目薬が外へ押し出されやすくなります。

ポイントは、
自然に、軽く目を閉じることです。


目を閉じる時間の目安

一般的には、

  • 30秒〜1分ほど
  • 無理に力を入れず

このくらいで十分とされています。


さらに無駄を減らすための工夫

目頭を軽く押さえる方法

目を閉じた状態で、
目頭を指で軽く押さえる方法もあります。

これは、
涙と一緒に目薬が鼻へ流れる通路を一時的に抑えることで、
目薬が目に残りやすくするための工夫です。


目薬は「1滴」で足りる理由

目薬は多くさした方が効くように感じますが、
目に入る量には限界があります。

必要以上にさしても、
ほとんどは外へ流れてしまいます。

そのため、
基本的には1回1滴で十分
とされています。


「目を閉じる方がいい」は迷信ではない?

科学的に見た合理性

「目薬はさした直後に目を閉じる方がいい」という話は、
目の構造や涙の流れを考えると、理にかなっています。

効果が劇的に変わるという話ではありませんが、
無意識にまばたきを繰り返すより、
目を閉じた方が目薬が無駄になりにくいのは確かです。


まとめ

目薬をさした直後に目を閉じると良いとされる理由は、
有効成分を目の表面に少しでも長くとどめるためです。

まばたきや強く目を閉じる動作は、
かえって目薬を外へ流してしまうことがあります。

軽く目を閉じ、必要に応じて目頭を押さえることで、
目薬を無駄にしにくくなります。

何気ない行動の違いですが、
目の仕組みを知ると納得できる、身近な科学の雑学です。

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