恋人以外の人と二人きりで食事をすること、手をつなぐこと、SNSで親しいメッセージを送り合うこと。こうした行動のどこからを「浮気」と考えるかは、人によって違いがあります。
例えば、二人で食事をするだけなら気にならない人もいれば、特定の相手と頻繁に連絡を取ることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
では、浮気の境界線は何によって決まるのでしょうか。心理学の研究では、浮気だと判断されやすい行動がある一方、相手との親密さや関係性によって意見が分かれる行動もあることが報告されています。
また、身体的な接触がなくても、感情的な結びつきや秘密にしていることが判断に関わる場合があります。
浮気はどこから?行動によって違う境界線
「浮気」という言葉から思い浮かべる行動は、人によって異なります。恋人以外との身体的な接触を重視する人もいれば、相手に特別な恋愛感情を持つことや、秘密の関係を続けることを問題と考える人もいます。
心理学では、浮気を性的な行動だけでなく、恋人以外との感情的な結びつきや、交際関係における約束・期待に反する行動も含めて研究しています。
ただし、研究によって浮気の定義は異なり、すべての研究者が同じ基準を使っているわけではありません。
2024年に発表された、過去の研究を検討したレビュー論文では、交際関係で期待される排他的な結びつきに反し、パートナーに秘密にしている感情的・性的な関わりなどが、研究上の浮気の定義として紹介されています。
こうした違いを調べるために、心理学ではさまざまな行動を示して「どの程度浮気だと思うか」を尋ねる研究が行われています。
身体的な接触は浮気と判断されやすい
浮気に関する研究で、比較的一致した判断が見られるのは、恋人以外との性的な接触を伴う行動です。
2013年に発表されたアメリカの研究でも、性的な行動は、調査対象となった行動の中で特に浮気と判断されやすいものでした。
ただし、身体的な接触であれば、すべて同じように判断されるわけではありません。
例えば、手をつなぐこと、軽く抱き合うこと、キスをすることでは、行動の意味合いが異なります。友人同士の挨拶として受け取られる接触もあれば、恋愛関係を示すものとして受け取られやすい接触もあります。
同じように人と触れ合う行動でも、その種類や状況によって浮気の判断が異なる場合があります。
食事や連絡だけでは判断が分かれやすい
恋人以外の人と二人で食事をしたり、電話で長時間話したりすることは、それだけで必ず浮気と判断されるわけではありません。
例えば、昔からの友人と食事をする場合と、互いに恋愛感情を持つ相手と会う場合とでは、同じ「二人で食事をする」という行動でも意味が違ってきます。
また、仕事について相談しているのか、恋人には話していない個人的な悩みを繰り返し打ち明けているのかによっても、受け止め方は変わるでしょう。
特に、次のような要素が関係してきます。
- どのような関係の相手なのか
- 恋愛感情や特別な親密さがあるのか
- 会話や連絡の内容はどのようなものか
- 一度だけの行動なのか、継続しているのか
- 恋人との間で、その行動についてどのような認識が共有されているか
いずれか一つに当てはまれば浮気になるという意味ではありません。
何をしたかという行動そのものに加えて、相手との関係や状況も判断に関わるということです。
恋愛感情を持つだけでも浮気になるの?
では、恋人以外の人に恋愛感情を持つだけでも、浮気になるのでしょうか。
この点についても、一律の基準があるわけではありません。
心理学研究では、恋人以外の人に抱く恋愛感情や、親密な感情の共有、その相手との関係に向ける時間や関心などが、感情的な浮気に関する要素として取り上げられています。
2024年のレビュー論文でも、感情的な浮気は性的な浮気に比べて定義に幅があり、恋愛感情や親密さ、パートナー以外の人との関わり方などが研究上の論点になっていることが紹介されています。
ただし、誰かに好意を持つことと、その相手との恋愛関係を積極的に深めることは、必ずしも同じではありません。
また、恋人以外の人に好意を持ったとしても、その感情にどう向き合うか、どのような行動を取るかは人によって異なります。
感情的な浮気は身体的な行動だけでは判断しにくく、どのような関係を浮気と考えるかにも個人差があります。
心理学の研究では浮気の境界線をどう調べたの?
浮気の境界線については、心理学や社会心理学の分野で複数の調査が行われています。
その一つが、2013年に進化心理学分野の学術誌『Evolutionary Psychology』に掲載された研究です。
この研究では、恋人以外の人と行うさまざまな行動について、それぞれどの程度浮気と考えられるかを調べています。
456人が27種類の行動を評価した研究
アメリカの大学生456人を対象に行われた研究では、27種類の対人行動が調査に用いられました。
参加者は、長期的な恋愛関係にある人が恋人以外の異性とそれぞれの行動を取った場合、どの程度浮気に当たると考えるかを評価しました。
調査対象には、キスや手をつなぐこと、親しい感情を共有すること、電話で話すこと、金銭的な援助をすることなどが含まれています。
評価には、0から100までを10刻みで示した11段階の尺度が使われました。数値が高いほど、その行動を浮気と考える程度が高いことを表します。
主な行動の平均評価点は、次のとおりです。
| 行動 | 平均評価点 |
|---|---|
| 唇へのキス | 88.7点 |
| 性的な内容のメッセージを送る | 82.6点 |
| 手をつなぐ | 63.2点 |
| 深い感情的な結びつきを築く | 52.4点 |
| 二人で夕食に出かける | 41.4点 |
| 頬へのキス | 36.9点 |
| 短時間のハグ(10秒未満) | 12.2点 |
※数値は参加者の評価の平均であり、「浮気だと回答した人の割合」ではありません。
唇へのキスは、二人での夕食や短時間のハグよりも、浮気を示す行動として高く評価されました。
興味深いのは、身体的な接触がない行動でも、高く評価されたものがあることです。
例えば、性的な内容のメッセージを送る行動は平均82.6点で、手をつなぐ行動の63.2点を上回りました。
また、深い感情的な結びつきを築く行動は52.4点で、二人で夕食に出かける行動の41.4点よりも高く評価されています。
身体的な接触の有無だけでなく、性的な意味合いや感情的な親密さも、浮気の判断に関わることがうかがえます。
ただし、この研究はアメリカの異性愛者の大学生を対象としたもので、参加者の平均年齢は約19歳でした。長期的な交際関係にある人が、恋人以外の異性と行動する状況を想定した調査です。
また、頬へのキスやハグのような身体的な触れ合いは、国や地域、文化的な習慣によって意味合いが異なる場合があります。
2019年に発表された日本と英国の比較研究では、身体的な接触を許容する範囲や、触れられることへの感じ方に違いが報告されました。一方、親しい相手ほど身体的な接触を許容しやすいという共通点も見られています。
この研究は浮気の判断を直接調べたものではありませんが、身体的な接触をどの程度受け入れるか、どう感じるかには文化的な違いがあることを示しています。
そのため、アメリカの大学生が頬へのキスやハグをどの程度浮気と評価したかという結果を、そのまま日本での判断基準とすることはできません。
同じハグでも長さによって判断が変わった
2013年の研究には、同じ種類の行動を比べた結果もあります。
例えば、10秒未満の短いハグと、10秒を超えて抱き合う場合を比べると、長く抱き合う行動のほうが浮気を示すものとして高く評価されました。
短時間のハグは平均12.2点だったのに対し、10秒を超えるハグは34.5点でした。
また、頬へのキスと唇へのキスでは、唇へのキスのほうが浮気と判断されやすい結果でした。
電話で相談する行動についても違いが見られています。
仕事で嫌なことがあったときに恋人以外の人へ電話する場合よりも、恋人との関係で嫌なことがあったときに、その相手へ電話する場合のほうが浮気に近いと評価されました。
これらの結果からは、同じように見える行動でも、親密さの程度や会話の内容によって受け止め方が変わることが分かります。
ただし、「ハグが10秒を超えたら浮気」という決まりが研究で示されたわけではありません。10秒という長さは、あくまで調査で比較するために設定された条件です。
恋愛関係への不安も判断と関連していた
2013年の研究では、参加者の心理的な傾向と、浮気に対する判断の関係も調べています。
その一つが「愛着不安」と呼ばれるものです。
愛着不安とは、親しい相手との関係で、相手の気持ちが離れてしまうことや、十分に受け入れられないことを心配しやすい傾向を指します。
研究では、愛着不安の得点が高い参加者ほど、27種類の行動のうち18種類について、浮気を示すものとして高く評価する関連が見られました。
ただし、これは愛着不安が浮気の判断を直接引き起こすと証明した結果ではありません。また、愛着不安が高いからといって、その人の判断が間違っているという意味でもありません。
同じ行動を見ても、恋愛関係についての感じ方が異なれば、受け止め方に違いが生じる可能性があるという研究結果です。
SNSでのやり取りも浮気と考えられるの?
スマートフォンやSNSを使えば、直接会わなくても恋人以外の人とメッセージを送り合ったり、写真を共有したりできます。
そのため、浮気の境界線を考える際には、身体的な接触だけでなく、インターネット上での関係も話題になります。
親密なメッセージや秘密のやり取り
SNSで誰かと連絡を取ること自体が、浮気を意味するわけではありません。友人や仕事仲間との連絡も、日常的なコミュニケーションの一部です。
一方、恋愛感情を伴うやり取りや、親密な関係を継続している場合には、受け止め方が変わることがあります。
研究では、SNS上での浮気に関連する行動として、恋人以外の相手との親密な会話や、やり取りを隠そうとする行動などが取り上げられています。
例えば、次のような場面は、一見すると似ていても意味が異なります。
| SNSでの行動 | 判断に関わる点 |
|---|---|
| 友人と近況を報告し合う | 通常の交流なのか |
| 特定の相手と親密な会話を続ける | 恋愛的な親密さがあるのか |
| 恋人に話していない相手と連絡を取る | 秘密にしている理由や関係性 |
| 恋人以外の人に恋愛感情を伝える | 交際関係の中でどのように受け止められるか |
これらの行動だけで、浮気かどうかが決まるわけではありません。
秘密にしていることがすべて浮気を意味するわけでもありません。個人のプライバシーと、恋人に対して意図的に隠している関係とは区別して考える必要があります。
2024年には、SNSでのメッセージのやり取りが、どのような状況で浮気と受け取られやすくなるのかを調べた研究も発表されています。
この研究では、カナダの大学生135人を対象に、恋人が別の相手とSNSでメッセージを送り合う場面を示し、浮気だと思う程度などを評価してもらいました。
調査では、メッセージを送るという行動自体は同じにしたうえで、次の三つの条件を変えています。
- パートナーがやり取りを隠そうとしているか
- メッセージを送る頻度はどのくらいか
- 評価する本人が、連絡相手をどの程度知っているか
参加者は合計30の場面を評価しました。そのうち24種類は異なる条件を組み合わせたもので、残り6場面は回答の一貫性を確かめるために再提示されたものです。
結果として、浮気かどうかの判断に最も大きく関係したのは、パートナーがやり取りを隠そうとしているかどうかでした。
次に重視されたのは連絡の頻度で、連絡相手をどの程度知っているかの影響は、三つの条件の中で最も小さいものでした。
つまり、メッセージを送るという同じ行動でも、その状況によって浮気に当たると考える程度が変わったのです。
ただし、これは仮定の場面に対する参加者の評価であり、やり取りを隠そうとしていれば実際に浮気が起きていると証明した研究ではありません。
また、参加者の平均年齢は約20歳で、多くが異性愛者でした。異なる年代や交際形態の人々にも同じ結果が当てはまるとは限りません。
SNSでの行動と関係満足度を調べた研究
2017年に、人とデジタル技術の関係を扱う学術誌『Computers in Human Behavior』に掲載された研究では、SNS上の浮気に関連する行動と、夫婦などの関係について調べています。
対象となったのは、アメリカで5歳以下の子どもがいる176世帯の夫婦・同居カップル、計338人です。
研究では、SNS上での浮気に関連すると考えられる行動や反応について、7項目の質問を使って調べました。
例えば、パートナーに見せたくないメッセージがあるか、パートナー以外の人に個人的な感情を打ち明けることがあるか、SNSを利用しているときにパートナーから話しかけられると防御的な反応を示すことがあるかなどを、本人に回答してもらう方法です。
その結果、SNS上での浮気に関連する行動が多いことと、パートナーとの関係満足度が低いことなどの間に関連が見られました。
一方、SNS上の浮気関連行動が、調査対象者の大部分に見られたわけではありません。
7項目それぞれについて、該当する回答をした人の割合は約5~12%でした。
例えば、パートナーにメッセージを読まれることに抵抗を感じると答えた人は約12%、パートナーに隠したいメッセージがあると答えた人は約6%でした。
ただし、これらの割合は各質問に該当する回答者の割合であり、実際に浮気をしていた人の割合ではありません。
この研究は、参加者が自分の行動について回答した結果をもとに、SNS上の浮気関連行動と関係満足度などとの関連を調べたものです。SNSの利用そのものが浮気につながると示したわけではありません。
SNS上の行動が原因で関係満足度が低下したのか、もともとの関係の状態がSNSでの行動に影響したのかについても、この結果だけでは断定できません。
さらに、対象者は小さな子どもがいるアメリカの夫婦・同居カップルに限られています。独身者や若い交際カップルなどにも同じ傾向があるとは限りません。
なぜ人によって浮気の境界線が違うの?
浮気に関する研究では、行動の種類だけでなく、人によって判断が異なることも繰り返し報告されています。
その背景には、親密さに対する認識や、恋愛関係についての考え方など、さまざまな要素があります。
親密さの捉え方には個人差がある
例えば、恋人以外の人に悩みを相談することについて考えてみましょう。
親しい友人に相談するのは普通のことだと考える人もいれば、恋人との問題を特定の相手だけに相談し続けることに抵抗を感じる人もいます。
同じ「相談する」という行動でも、相談の内容や相手との距離感によって印象が違ってきます。
2011年に発表されたアメリカの大学生を対象とした研究でも、浮気と考える行動には、参加者の性格的な傾向などとの関連が見られました。
また、複数の研究では、調査対象となった男女の間に、浮気と判断する行動の範囲について統計的な違いが報告されています。
しかし、その結果をもとに「男性は浮気を許しやすい」「女性は浮気に厳しい」と一律に決めつけることはできません。
調査の結果には個人差があり、対象となった年代や文化的背景にも違いがあるためです。浮気の認識は、性別だけで説明できるものではありません。
さらに、2024年のSNSに関する研究では、嫉妬に関する心理的な傾向と、浮気の判断との関連も調べられています。
この研究では、嫉妬を「反応的嫉妬」と「疑念に基づく嫉妬」に分けて分析しています。
反応的嫉妬とは、パートナーの浮気など、恋愛関係を脅かす出来事が起きた場合に、どの程度強い嫉妬を感じるかという傾向です。
一方、疑念に基づく嫉妬は、明確な出来事がない状況でもパートナーの浮気を疑ったり、その行動を気にしたりする傾向を指します。
分析の結果、反応的嫉妬が強い参加者ほど、SNSでのメッセージのやり取りを浮気と判断する程度が高く、その行動をされた場合の精神的な苦痛も大きく予想する傾向が見られました。
また、反応的嫉妬が強い参加者ほど、パートナーがやり取りを隠そうとしていることを、浮気と判断する際に重視する傾向も報告されています。
一方、疑念に基づく嫉妬については、予想される精神的な苦痛との関連は見られたものの、浮気と判断する程度との明確な関連は確認されませんでした。
ただし、嫉妬の強さだけで浮気の境界線が決まるわけではありません。
嫉妬を感じること自体が判断の正しさや間違いを示すものでもなく、この研究から個々の人の浮気に対する考え方を決めつけることはできません。
恋人同士の約束や認識も関係する
浮気の境界線を考える際には、恋人同士がどのような関係を築いているかも関わってきます。
例えば、恋人以外の友人と二人で食事をすることについて、互いに問題ないと考えている場合もあれば、事前に話してほしいと考える場合もあるでしょう。
恋人同士でも、どのような行動を浮気と考えるかが一致しているとは限りません。
また、相手が不快に感じる行動と、二人の間でどのような約束をしているかは、必ずしも同じ問題ではありません。
行動に対する受け止め方と、二人の間で共有している約束の両方が、浮気について考える際の要素になります。
2024年に発表された浮気研究のレビュー論文でも、恋愛関係にはさまざまな形があり、研究者が特定の交際形態を当然の前提としてしまうことへの注意が示されています。
例えば、パートナー以外との恋愛的・性的な関わりについて、当事者同士が合意している関係もあります。
一方的に約束を破って行う関わりと、互いの合意に基づく関わりでは、事情が異なります。浮気を研究する際にも、当事者同士の合意や関係のあり方を考慮する必要があると指摘されています。
すべての恋愛関係に共通する境界線を決めるのが難しい背景には、こうした交際関係における約束や期待の違いもあります。
研究結果は浮気を判定する基準ではない
心理学の調査では、多くの場合、参加者に仮定の状況を示し、「浮気だと思うか」「どの程度浮気に当たると思うか」を尋ねています。
これは、実際に浮気が起きたかどうかを調べることとは異なります。
さらに、ある行動を浮気だと考えることと、実際にその行動をされたときにどのくらい傷つくかも、別の問題です。
今回紹介した2013年の研究は、主に「その行動は浮気を示すと思うか」を調べたもので、裏切られたときの苦痛の大きさを測定したものではありません。
一方、2024年のSNSに関する研究では、浮気だと思う程度に加え、その行動をされた場合の精神的な苦痛の予想や、別れたいと思う程度なども質問しています。このように、研究によって何を調べているかにも違いがあります。
ある行動を浮気と考える人が多かったとしても、それだけでその行動がすべての関係において浮気になるわけではありません。
研究結果から分かるのは、人々がどのような行動を浮気と捉えやすく、どのような場面で判断が分かれるのかという傾向です。
具体的な人間関係について、本人の性格や行動だけから浮気の有無を判定するためのものではありません。
まとめ
浮気はどこからなのかという疑問に対して、心理学研究から一律の境界線を示すことはできません。
ただし、研究では、恋人以外との性的な行動は浮気と判断されやすく、日常的な交流や感情的なつながりに関する行動では評価に幅があることが報告されています。
2013年の研究では、唇へのキスの平均評価が88.7点だった一方、二人で夕食に出かける行動は41.4点でした。これらは浮気だと回答した人の割合ではなく、調査で用いられた尺度による平均評価です。
また、同じ種類の行動でも、身体的な接触の程度や相談の内容によって評価が異なるという結果もあります。ただし、身体的な触れ合いの意味合いには文化的な違いもあるため、アメリカでの評価がそのまま日本に当てはまるとは限りません。
SNSでのやり取りについては、2024年の研究で、パートナーが連絡を隠そうとしているかどうかが、浮気の判断に特に関係していました。
さらに、愛着不安や嫉妬に関する心理的な傾向と、浮気の判断との関連も報告されています。
浮気の境界線は、行動そのものだけでなく、相手との関係や文化的な背景、当事者同士の約束や認識によっても左右されます。
恋人以外との食事や手をつなぐこと、親密なメッセージのやり取りなども、行動だけを切り離して考えるのではなく、その背景や関係性によって受け止め方が異なるのです。
参考情報
- Krugerほか(2013)「Was That Cheating? Perceptions Vary by Sex, Attachment Anxiety, and Behavior」
- Thornton・Nagurney(2011)「What is infidelity? Perceptions based on biological sex and personality」
- Salavati・Boon(2024)「The relative importance of contextual factors in judging mundane extradyadic behaviors as infidelity: A policy-capturing study」
- McDanielほか(2017)「Do You Have Anything to Hide? Infidelity-Related Behaviors on Social Media Sites and Marital Satisfaction」
- Weiser・Shrout(2024)「Revisiting the Charmed Circle: A Reflexive Examination of Unanswered Questions in the Infidelity Literature」
- Suvilehtoほか(2019)「Cross-cultural similarity in relationship-specific social touching」
