宝くじの広告やニュースでよく見かける
「1等・前後賞合わせて〇億円」という表現。
「なぜ1等の金額だけじゃないの?」「前後賞ってそもそも必要?」と疑問に思ったことはないでしょうか。
実は、前後賞は宝くじが始まった当初から存在していた仕組みではなく、後から加えられた工夫の一つです。
本記事では、前後賞が生まれた理由や、なぜ当選金が合計額で示されるようになったのかを、宝くじに関する雑学としてわかりやすく解説します。
宝くじの「前後賞」とは?
前後賞とは、1等当選番号の前後1番号に当選した場合にもらえる賞金のことです。
たとえば、1等の番号が「123456」の場合、
- 前賞:123455
- 後賞:123457
が前後賞に該当します。
前賞と後賞はそれぞれ独立した賞として設定されており、
1等と前後賞をすべて当てた場合、1人が受け取れる理論上の最高額になります。
昔の宝くじには前後賞がなかった
現在では当たり前の前後賞ですが、宝くじが始まった当初から存在していた制度ではありません。
かつての宝くじは、
- 1等
- 2等
- 3等
といった、シンプルな等級構成が中心でした。
この頃は、「当たり」と「はずれ」がはっきり分かれており、
1等に限りなく近い番号に当たるという考え方自体がほとんどありませんでした。
前後賞はなぜ生まれたのか
前後賞が加えられた背景には、宝くじが広く親しまれる中で生まれた課題があります。
- 1等が当たる人が極端に少ない
- 当選体験が一部の人に限られてしまう
- 「惜しかった」という感情を救う仕組みがない
こうした点を補うため、1等の前後にも賞を設ける仕組みが取り入れられました。
前後賞は、「当たり」と「はずれ」の間に
もう一段階の物語を作るための仕組みだと考えると分かりやすいでしょう。
なぜ「1等〇億円」ではなく合計額で表記されるのか
理論上の最高当選額を示すため
「1等・前後賞合わせて〇億円」という表記は、
実際に1人が受け取れる最大額を示しています。
1等と前後賞は同時に当選する可能性があるため、
合計額で示すことで、宝くじの夢の大きさを分かりやすく伝えているのです。
印象に残りやすいという側面もある
宝くじは娯楽性の高い商品であるため、
- 数字が大きいほど印象に残りやすい
- 話題として広まりやすい
といった理由から、合計額での表記が用いられています。
前後賞は連番購入を意識した仕組み?
前後賞の構造は、結果として連番購入と相性が良い仕組みになっています。
連番で購入すれば、1等と前後賞を同時に持つ可能性があります。一方、バラ購入では番号が離れるため、前後賞を同時に狙うことは難しくなります。
公式に「連番購入を促すため」と説明されているわけではありませんが、
前後賞の仕組みそのものが連番向きになっているのは事実です。
この点も、宝くじの仕組みとして興味深い雑学といえるでしょう。
なぜ前後「1番号」だけなのか
前後賞の範囲が広すぎると、1等の価値が薄れてしまいます。
- 1等の特別感を保つ
- 惜しさを感じられる範囲にとどめる
こうしたバランスを考えた結果、前後1番号に設定されていると考えられています。
Q&A(よくある疑問)
まとめ
宝くじの前後賞は、最初から存在していた制度ではなく、高額当選への期待感や当選体験の幅を広げるために後から加えられた仕組みです。「1等・前後賞合わせて〇億円」という表記は、理論上の最高当選額を分かりやすく示すためのものでもあります。前後賞は、惜しさや夢を演出することで宝くじの楽しさを支えてきました。仕組みを知ることで、宝くじの見方が少し変わるかもしれません。
